悲しいことがあっても

今日は、ふと思い出したことをお話しします。

ある女の子が小学4年生だった頃、
教室に入るなり、何だかいつもと様子が違う・・・と、すぐに気づく程しょんぼり していました。

ここは気が付かないふりをしようか・・・とも思ったのですが、
ついには泣き出してしまいました。
「今日学校で何かあった?」の問いかけに答える事も出来ないほど涙が溢れています。
何か話してくれるのを待ったのですが、聞くと涙が溢れるので諦めました。
その日はピアノを弾く事も出来ないままに、隣に一緒に座っている事しかできなかった。

そんな事もありつつ、その子は高校3年生の卒業時までピアノを続けて
「ピアノは私にとって大切なものです。」と最後にお手紙をくれました。

ピアノを弾く事で、悲しい事や嫌な事から心を切り離して前向きに頑張ったのでしょう。
何もできなかったと思っていた私も、少し心が軽くなりました。

子供でも大人でも、毎日の生活の中には悲しい事や嫌な事なんて誰にでも起こり得るのです。
その時に強くいられるように ありたいものです。

2019年02月13日